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東京皮膚科・形成外科 入谷 英里ブログ

JAASに参加してきました②

JAASに参加してきました②

· 形成外科 / Plasticsurgery · No Comments · Eri Iritani

先週参加したJAASでは日本医科大大学病院の朝日先生が担当されている美容外科外来の取り組みを発表されていました。


☝️吉澤先生と須田先生も一緒。☝️

大学病院の美容外科外来、、、、というとですねー、、、ほぼ、他院でなにかをされたあとの患者さん、がやってきますね。(もちろん、素直にフェイスリフトや豊胸術をされていく方もいますが、、、)

行われた施術に思うところがある方々が行き着く終着駅、、、または、終着駅の2つ、3つ手前、って感じですかね。汗

朝日先生はなんと、お一人で外来をされてらっしゃる、と、、、!

なんと重い任務を一人でかかえてらっしゃるのでしょうか!!



まず、患者さんの問診が長いのですよ。いままでの治療歴を列挙してもらわねばならないだろうし、なかには、忘れてしまっている治療があったり、気まずいから?などの理由で記載をわざとしない場合もあるでしょう。前医に問い合わせたが、潰れてしまっていた、なんて場合も、、、。。。

予約時間の枠をどんどんこえてずれこんでゆくのは必然の理!

患者さんとの信頼関係を築くのに、一般診療以上のコミュニケーションスキルと根気強さが求められます。

そうして、患者さんの悩み、主訴にもいくつかわけられます。

診察側からみて、同意できるような なんらかの所見がある場合と、はっきり判別できないような場合が。

なんらかの所見がある場合は、その状態が異常なものなのか、はたまた、一過性におきる現象なのか判断して対応策もねらないといけないですね。

単に、施術内容は問題なくて、前医の先生とのコミュニケーションがうまくいってなかったような場合もたくさんあるでしょう。

そうして、、、私も何例か経験あるのですが、、、

全く患者さんの主訴がわからない場合も!!

シミが気になる、このひきつれが気になる、昔に入れられたなにかの注入剤が残っている、体毛が濃いから全て脱毛してほしい(決して濃くはない。むしろツルツル)などなど、、、我々にはみえないなにかに固執してしまい、延々と訴え続けるような場合。。。

一種の醜形恐怖症なのか他の精神疾患の一症状なのか、、、こればかりは私も専門外なのでわかりません。500人いたら1人くらいの頻度でいる印象です。(あまりに気になって、何年か前,学会発表させてもらいました。)

とはいっても訴えてくる患者さんの目には見えているはずなのですよね。感覚の一部が、ごく微細ななにかを巨大化させるレンズのようになっているのでしょうか?!鏡に映るイメージが歪んで見えるようになってしまっているのでしょうか?!脳内の生理活性物質の問題なのでしょうか、、、?!

このように朝日先生が取り組まれているように、さまざまな患者さんの訴えを聞きながら、個々に応じた対応をしてゆく、、、これを大学病院で運営しようとすると、、、、時間も人員も、、、どれだけ必要になってくるのでしょうか?!想像するだけで途方もなくてめまいがしてきました。。。

なにか良いシステムを作ることってできないのかなぁ?!、、、と、、もんもんとしながら帰ったJAASでした。他にも素晴らしい講演を聴けて 得るもの多き一日でした。

我が家、クリスマスの準備より先にお正月準備になっております。笑

年内は12月30日が最終診療日になります!

東京皮膚科形成外科品川院は12月31日から1月3日まで年末年始休暇をいただきます。1月4日から診療開始です!

年始明けの1月6日は入谷の外来はおやすみとなり、他ドクターの外来になります。よろしくお願いします。