今日もそんなわけで? 来る患者さん来る患者さんに
どれだけヒアルロン酸製剤・クレヴィエルが厳密に丁重に精製されているのかまで
説明してしまい、
「先生がそういうなら・・・ではこのヒアルロン酸でお願いします」と言わせてました。
患者さん、「ま、仕上がりいいならなんでもいんですけどね・・・」と小さくつぶやいて
おられる。
このクレヴィエルを取り扱っている会社の親会社、アモーレパシフィック社にも
韓国で行ってきました~
このアモレーパシフィック社、日本でいうと資生堂のような超有名企業なんですと!!
ソウルから約1時間の郊外にある京畿道の烏山(オサン)に、
「アモーレパシフィック・ストーリーガーデン」という施設があるのです。
入り口からすでにド迫力なインパクトのオブジェが・・・。
このストーリーガーデン、ブランドストーリーを来訪者にわかりやすく
解説してくれるところ・・・なのですが・・・
一言でいうと・・・ 「母への愛と感謝」のつまった施設なのです。
(入館前にカメラ類の類は封印されてしまうので画像がないのが残念です。)
近未来的な白一面の部屋で、
3方向の壁一面を使った迫力のプロジェクションマッピングが流れます。
小さな家屋の台所で母親が椿油を作るお手伝いをする男の子の姿。
毎日毎日飽きることなく母の隣でお手伝いをする男の子、
褒められたときの誇らしげな表情、
椿油を売る小さな手、
はじめてもらったお駄賃、
はじめてかけてもらった感謝の言葉、
お客さんの笑顔。
決して裕福ではなかったけれども、
すべてが小さな男の子にとっての宝物のような毎日。
男の子は少年になり、あぜ道を自転車で走り、
遠くへ遠くへ 椿油でつくった化粧品を売りにでかけます。
そんな毎日を引き裂く戦争。
少年は青年になり、兵士として戦場へ。
あの椿の香りに包まれた満ち足りて やりがいのある日々とは
程遠いつらく悲しい日々。
多くの人が心を身体を痛め、国土は荒れました。
そうして戦争が終わると、国は復興へと向かいます。
戦争のつらさを知っているがゆえに
美しいものが人の心をどれだけ豊かに、幸せにするかを知りました。
青年は大人になり、椿油でできた化粧品を全国へ訪問販売をし
たくさんの人に幸せを感じてもらおうと事業をひろげてゆきます。
そうしてどんどん大きくなっていった会社は多くの化粧品をつくり、販売し、
チェジュ島で撲滅しかけていたお茶産業を復興させ、女性事業を拡大し、
世界でも有数の企業になったのです。
そう。
流れていた映像の男の子はアモレーパシフィック社の創始者ソ・ソンファン氏。
椿の花が舞う映像のなかに流れる「美は世界を変える」という言葉。
すべてはあの小さなお母さんの台所からはじまったのです。
お母さん、ありがとう。
私にはそう聞こえました。
(ちょっとおおげさだった!?)
映像に驚かされるもよし、
展示されているオブジェに頭をひねらせるもよし、
来館者の心に何らかの波紋をおこさせてくれるとこなので
機会があれば是非 訪問をおすすめします!!
(一般の方もこちら見学できるそうです→★)
このほかには特製リップを作ったり、フォトカードをつくったり・・・・
退出するときには作成していたこれらのものがお土産として
手渡され そのおもてなしに二倍で驚き!笑
(結婚式に参列したとき、入り口で撮影された画像がエンドロールに
出てくる瞬間、制作の人すんごいスピードで作ったんだろうなあ・・と
その仕事ぶりに感嘆するときに近いですね。)