先週は第25回日本形成外科学会基礎学術集会へ出席してきました。
今回のテーマは「基礎から臨床への橋渡し」というテーマです。
我々臨床をメインにしている医師からするとどうしても
基礎研究はおろそかになったり軽んじてしまいがちですが、
基礎なくしては臨床はありえないですし、その逆もまたしかり。
実際にテーマの通り、3Dプリンターの応用による基礎研究に関してだったり、
細胞工学の話をわかりやすく説明してくださる講演があったり、
あとはこれからいやでも時代の中枢を担ってゆく再生医療に関してなどなど、
臨床との関わりを感じられる内容が多く、出席しても実りあったなあ~
良かったな~と思える基礎学会でした。
講習会では柴レイ湯という術後の浮腫を軽減する漢方のお話などあり
さっそく来週から患者さんに説明して処方してみようかと思っています!
空いた時間に展示場をぐるっと回ったのですが、そこで
ウシのアテロコラーゲンを使った実験材料を展示してあるブースがありまして
こちらの担当の方と少しお話できてコラーゲン研究の第一人者の先生のお話など
聞けて、ちょうど現在自分があたっていた壁が少し越えられそうな気がしてきました・・・。
そういう意味でも収穫の多い学会でした!
そうして休み時間は、大阪の心斎橋にある当院のグループのクリニックである大阪皮膚科・形成外科に
遊びに行こうかと思いましたが(笑)
院長の黒崎先生がいらっしゃらないとの事で断念。
ちょうど仲良しの先生達があべのハルカスで開催されている
「大妖怪展」に行くといっていたので私もくっついていってきました。
江戸時代から現代に至るまでのいろいろな妖怪を展示してあるのですが、
電気のない時代は人間の理解を超える現象や説明のつかない不可解な事象がおきると
妖怪として具現化することで 対象への恐怖を紛らわせていたのでしょうね。
ろくろ首、ひとつ目小僧、百鬼夜行、などなど もともと知っている妖怪もいますが、
ゆるキャラのようなそこはかとないかわいさを出している妖怪もいて
怖い、気持ち悪い、というよりも愛嬌のある子犬を見ている気分でした。
酒呑童子や九尾の妖狐である玉藻前の話などは実在の人物も出てくるので
本当に実在したのかも!?!?とわくわくしてしまいました。
ちなみに・・・
ショップでは今回展示されていた妖怪を模したグッズが・・・!!笑
キモかわいさとシュールさ満点のグッズ!
みんなであーでもないこーでもない言いながら
大量にグッズを購入していました笑
そのうち白衣の胸元には 怪しい妖怪バッヂをつけて診療するようになるかも・・!?