今日の写真では、生々しい傷がでてきますので、苦手な方は飛ばしてくださいね!
右眉毛を机の角で切ってしまった患者様です。
一見、そこまで深くはみえない?!ようですが、、、じわじわ出血もでていましたし、この部位、傷跡が眉毛にかかっています!
つまり、、、眉毛が欠けたり禿げたようにみえる傷跡として残りやすいのです!
よくみると、傷口が斜めに深く入っており、ちょっとした動きで傷がパカパカ開きやすいのです。(イラストにしてみました)
あまり動かない部位なら、テーピングで瘢痕治癒させてしまうのも、できなくもないです。
が、眉毛は表情を作る時に上下左右に動きますよね!なかなか安静を保てないでしょう。それに、先ほど書いてあるように、眉毛が剥げたり、段差ができてしまうと とっっても気になります。
受傷してすぐ来院してくださったので、一次縫合を行いました。
(汚染がある傷や、動物に噛まれたり、人間の歯が当たった場合は感染コントロールをしてから縫合させていただく場合もあります。)
↓縫合直後の写真です。↓
縫合糸は透明なナイロン糸を使用していますので、ぱっと見「どこ?!」ってなりますが、ちゃんと縫合しておりますのでご安心くださいね!
周囲は局所麻酔の影響で白く浮腫んだように見えますが、一時的におきる現象です。
次の日から自宅で外用を塗っていただき、、、
↓1週間後です↓
抜糸直後の状態です!
縫合線に沿って赤みがありますが、こちらは1〜3か月で目立ちにくくなっていきます。
抜糸後は軟膏処置は終わりになります。メイクも可能になります。今後は日焼けに注意してください!色素沈着を残すことがあります。
前クリニック名のときから、品川駅近隣の保育園や幼稚園より怪我をしました!とかけこんでくださることが多く、頼りにしてもらえて嬉しいかぎりです。
近場で、形成の先生がいるクリニックで、、、と探してくれてるのかも!?
様子を見て良いか、それともはやめに受診したほうがよいか、わからないですよね。そんなときは当院へご相談ください。夜20時まで診療しておりますので(なかなかこの時間まであいていないですよね。笑)最終診療受付時間は19時30分です。
もちろん熱傷も、皮膚科専門医が勤務しておりますので心配なときはご相談ください!
【怪我の縫合処置 注意事項】
腫れ、内出血、感染、縫合部の離開、色素沈着、ケロイドや肥厚性瘢痕の可能性、局所麻酔薬アレルギーの可能性