お世話になっている業者さんよりご紹介いただきました。
ありがとうございます。
(最近 以前、一緒に働いていた他科の先生よりご紹介も増えており
大変感謝しております。)
幼少時より「もともと重い目で 視野は狭かったですね~ でも年をとるにつれて
年々、症状が強くなってきている気がします。」とおっしゃっている患者様です。
もともと軽い先天性の眼瞼下垂がベースに存在する方が
年齢を重ねて加齢にともなう眼瞼下垂症も出てきて
よりまぶたが重くあけにくく、たるみもでてきてしまったという方は少なくありません。
(もちろん重度の先天性眼瞼下垂症は 手術方法が変わりますので
総合病院をご紹介しております。)
もともとまぶたは厚みがあったようなのですが、
「もうすこしすっきりさせたい、でも、
男性だし、長年の顔からガラリと変わってしまって
二重も幅広く外人さんのようになったり、
キラキラした目!?には 恥ずかしいのでならないでいいんです」という
ご希望をおっしゃっておりました。
皮膚切除量は最低限の5mm幅にして、眼瞼挙筋腱膜の前転術を
おこないました。
脂肪量は眼窩脂肪も瞼板前脂肪量も多く、
高血圧などの合併症もありましたので出血多量!の手術でしたね・・・!!
術直後です。
うむ。腫れていますね。
術中、目の開き具合・開瞼幅をみてもらうのですが、
「あまり開きすぎなくていいです」という要望より
微調整を行い、ご本人様も安心できる程度の開き具合にしてます。
先日1週間後の抜糸にいらしたときの状態です。
まだ左右差もありますし、腫れも強いです。
でもご本人様希望の 適度な目の開き具合と
二重幅で(これはもっと狭くなります)安心して帰宅されました。
今後は1ヶ月を過ぎた頃より腫れの軽減が見られてゆくはずです。
そうして この抜糸の日の写真をみて 違和感を覚えますよね・・・!?
なぜかこの日に限って自分のデジカメを忘れ、、、
このタイミングでクリニックのカメラも壊れ・・・・
iPadで撮影した苦肉の写真なので この画像!!!!
申し訳ないです・・涙
(フラッシュはないので看護師さんにダーマスコープの光を当てて
光源にしてもらうという・・・かなし~ )
ちょうど1ヶ月前に セミナーで
愛知医科大学 眼形成・眼窩・涙道外科教授の柿崎先生の眼瞼下垂のライブサージャリーが
東京皮膚科・形成外科でおこなわれました。
午前の講習では、普段の日常診療ではなかなか遭遇することのない
教科書レベルの患者さんの症例写真も豊富で
やはり大学病院の扱う疾患の広さを感じました!
そうして眼科の先生からの観点での診療のコツは非常に勉強になり、
いまさらながら 研修医に戻って眼科をローテーションしたくなりました。
むかって左から総院長の池田先生、韓国でも屈指の眼瞼の名医Dr.Choi、
私、柿崎教授、島倉先生です。
一瞬 遠近感がわからなくなるほど皆様ビッグサイズ!!笑
午後のライブサージャリーでは柿崎先生が執刀されて、
皮膚の小切開からアプローチする眼瞼下垂の手術を見学です。
驚くべき短時間で展開される手術、ほぼ無出血の術野に
息を止めて見学しておりました。
いくつか普段使わないような器具も出てきてまして
介助の助手の人手がいない時でも同様の結果をだせるように
工夫されているのを感じました。
(1日10件近く手術しているそうなので!!!驚きです。
眼科の先生の手術件数って本当にびっくりしますよね~)
島倉先生や池田先生にもおすすめの針糸や電メスを教えてもらえたり
勉強になった一日でした。
当院では切開式の眼瞼下垂手術(挙筋前転術)を保険診療で
手術しております。
是非 視野が狭いな~と感じられるようになったら
ご相談にお越しください。