先日 無類のグルメ通な友人にお誘いいただきまして、
都内某所に存在する「ぼぶ寿司」へ行ってきました!!
こちらの「ぼぶ寿司」、通称名であり、本当の店名は極秘、基本電話番号も住所も
ネット上では非公開!
常連の方よりお誘いいただかない限り生涯、発見は不可能だと思われる
謎に包まれたお寿司なんです!!!
しかも・・・この夏の一時期にだけ流通する「しんこ(新子)」をふんだんに使った
しんこ祭りが開催されていました!
なんという幸運でしょう!!!
しんこはコノシロの稚魚のことで成長するとコハダ、ナカズミ、コノシロと変化する出世魚です。
しんこ、と定義される時期はごくごく一瞬だけなので市場にはなかなか流通しません。
しかも、たとえ、出てきたとしても1皿3匹・・・とかね。
その希少なお魚さん、1皿に14匹も・・・!!!!祭りだ!!!!
大事な常連様の期待を裏切らないためにも このしんこ祭りは
毎年開催されるそうです(笑)
小指の先ほどしかない小さな稚魚を1尾1尾、さばいて内臓を処理して、
小骨を抜いて・・・・大将お一人で、このバットに鎮座するしんこを丁寧に処理する・・・
想像するだけでも途方もない時間がかかっています。
雄大な大海原から、市場をわたり、大将の丁寧な手作業を介して
私の目の前に現れたしんこ!!!
脂の乗ったとろけるような味わいをかみしめながら感動しました!!
しんこももちろんですが、、、どしどし現れる握りの数々が
豪快!!
シャリと分厚いネタとのこのバランス!!!
いままで食してきたお寿司ってなんであったのだろうか・・・と
衝撃を受け続けた一夜でした。
予約は超困難で、来年のしんこもすでに常連様で埋まってしまっているそうです・・・!
またお誘いの声をかけてもらうのを待つのみ!!です涙
大将はネットやHPなどの掲載は一切行わないスタイルで長年営業されて
いらっしゃってます。
それは、やはり大切な常連様のために渾身のお寿司をつくることに重きを
置いていて、信頼できる常連様で予約が埋まってしまっている、
それが一番幸せなことなんですって。
う~ん、職人の矜持!!!
チェーン店で全国展開して毎日新規顧客にお寿司を握るやり方もあれば、
こうして秘密結社のように秘匿された環境でお寿司を握るやり方もある。
大将のお寿司は、AIには真似できるようなものではありませんよね。
伝統工芸に近し。
素晴らしい食と出会いに恵まれた一夜でした!
さて、グルメな夜のあとはしばらく摂生せねば・・・なむなむ・・・