首の縦皺(すじ)・横皺でお悩みの方はいますか?
今回は、そのお悩みにとても有効で安全性の高いボトックス注射治療のお話です。
10分くらいで終わる気軽な治療になります。
今日は西新宿のハイアットリージェンシーホテルで行われました美容医療のセミナーに行ってきました。
都会的で洗練されたホテルですね。
最も興味をもったのはヒアルロン酸・ボトックス注入治療の話でしたが、新しい知見もあり、忘れかけていたことの復習にもなり、充実した一日でした。
特にボトックスの注射については、復習になる部分が多かった気がします。
顔のたるみ、張りに効くマイクロボトックスや、フェイスライン・首に効くボトックスのうち方が取り上げられていました。
実は、首には前方・側面の浅い部位を、薄く広く膜状に覆う広頚筋という筋肉があります。
その筋肉が過度に収縮することで徐々に広頚筋の拘縮が起こり、ターキーネックまたはプラティズマバンドと言われる首の縦しわやフェイスラインのたるみが現れます。
この縦しわは、「いーっ」という声を出したときに首に出る縦に突き出た線です。
この縦の線にボトックスを少量ずつ皮下注射することで、線をかなり目立たなくさせることができます。
下記に当院でボトックス注射を行った40代女性の写真をお示しします。
首前面にある1本の縦線(プラティスマバンド)にボトックス注射を行いました。
向かって左側が注射前の写真で、右が注射10日後の写真です。1本の縦線が見事に消えています。
首が若返りましたね。効果は4ヶ月弱ほどもちます。
ちなみに、下記のようなホリゾンタルラインという横しわは、額のしわと同様、筋肉と直行する皮膚のしわになります。
肌弾力の低下や高すぎる枕も原因になります。
これ対してはボトックスを広範囲に浅め(皮内)に注入することで、しわを軽減させることができます。
しかし、ボトックスのみでは横じわへの効きが感じにくい方もおり、そういう方には横じわにヒアルロン酸を少量注入することもあります。料金は2~6万+消費税になります。この場合2週間ほどごく軽度ポコポコした隆起が出ます。横じわへのヒアルロン酸注入について詳しくは2021年2月のブログ記事をご覧ください。
首のしわを作る広頚筋という筋肉は、実はフェイスラインのたるみの原因にもなりますので、この筋肉にボトックスを注射することでフェイスラインのたるみも軽減されます。
広頚筋という筋肉が顔を下から引っ張るのを、ボトックスが邪魔するわけです。
ボトックスの注射は、主に顔のしわに対し使うことが多いのですが、首の他では、エラ・ふくらはぎの張りの軽減、脇・手・足の汗の軽減、肩こりの治療などに使うことがあります。
効果は平均で4か月弱程もちます。
ちなみに、首のしわ治療のボトックス注射は、最低5万円ほどで可能です。
また、実は顔のしわ目的で注射していても、知らず知らずのうちに注射部位の汗も減少しています。
会社員の営業職の方などで、頭や額の汗減少目的でボトックス注射をなさっていた方もおりました。
上記のようなお悩みをお持ちの方は、日本橋人形町の東京皮膚・科形成外科(03-6231-1555)、品川のイーストワン皮膚科・形成外科(03-5479-3388)、銀座の東京皮膚科・形成外科(03-3545-8000)で治療を行っておりますので、どうぞ気軽にご相談ください。