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顔のたるみはウルトラセルQプラスでそれなりに減る。

顔のたるみはウルトラセルQプラスでそれなりに減る。

· 奥野公成 · NEW, たるみ · 顔のたるみはウルトラセルQプラスでそれなりに減る。 はコメントを受け付けていません。 · Kosei Okuno

今回は顔のたるみの機械治療について主に述べたいと思います。

歳をとると顔が段々大きくなりますよね。

芸能人でもスポーツ選手でもテレビに出てくる人たちは昔の姿が時折メディアに出されるので顕著に変化が分かります。

それは我々自身も変化しているということを暗に示しています。一応同じ人間ですから。

なぜ人間は歳をとると弁当箱のような顔になってしまうのでしょうか。

顔のたるみは、顔の脂肪、靱帯、表在性筋膜が重力により下がってくるために起こります。

そして、皮膚の真皮層という浅い部分の層が薄くなってくることがたるみをさらに増強します。

一言で言うと、崖崩れして崖に張ったネットが伸びたのです。

靱帯とは骨膜から皮膚の真皮まで伸びる線維性組織で、皮膚や脂肪の留め具みたいなものです。歳をとると弾力が落ちさらに骨膜から離れます。引っ張ったタケノコが抜けるイメージです。

表在性筋膜とは頬の浅い部分に張ってあるトランポリン様の膜で顔の脂肪量が多くなるほどたるみがひどくなります。

 

では私が行っているたるみ治療について紹介致します。

1.脂肪溶解注射(イリュージョン注射、ミケランジェロ注射)  →脂肪を減らす治療

2.機械によるひきしめ(ウルトラセルQプラス)        →筋膜を強くする治療(崖から岩崩れが起きないよう崖に張っているネットを強化するイメージ)

3.糸によるリフト(Gコグ、Gコグドール)          →脂肪・靱帯がずり落ちるのを防ぐ治療  

 

上記1については当院におけるイリュージョン注射、ミケランジェロ注射がこれに当たります。メリットは当日すぐ行えること、減らしたいピンポイントの部位にうてること、デメリットは狭い範囲にしか打てないこと、内出血、一時的な軽度陥凹のリスクがあることです。料金はイリュージョン注射が税抜きで1回約5万円、ミケランジェロ注射が1回約3万円になります。ミケランジェロ注射は数週間おきに最低3回は行う必要があります。

上記2についてはウルトラセルQプラスですが、メリットは頬だけでなく顎下まで広い範囲に打てること(二重顎の方によい)、効果が安定していること、痛み赤みがかなり少ないこと、デメリットは税抜き1回約5万円の治療を2週間おきに3回通院して行う必要があることです。

上記3については以前もブログで述べましたが、だるだるの顔の中にいずれ溶ける支持棒を入れるようなものです。メリットは通常直後から効果が見られること、デメリットは術後1~2週間ほど口を動かすと軽度の痛みを感じること、稀にごく軽度の隆起や左右差が見られること、料金が税抜き7万~21万ほどかかることです。

 

料金の件もあり1を行っている方が当然多いのですが、頬・顎下等広く全体的に若返りたいという方で糸による準手術は怖いという方は2のウルトラセルQプラスがよいのではと思います。

ウルトラセルQプラスはHIFU(ハイフ)というジャンルの機械で超音波で筋膜に熱を与え筋膜を引き締める機械です。虫眼鏡で光を集めて物を焼くイメージです。

HIFUとはhigh intensity focused ultrasoundの略です。

 

下記は私がウルトラセルQプラスを打っている写真です。

まず患者さんが気にしているたるみ部位と僕から見える目立ったたるみ部位を確認します。

その後患者さんを寝かせて顎下・フェイスライン全体をたくさん照射します。

歯の詰め物を入れている部位は多少しみる感じがします。

 

起こしてお互いが変化を確認し、もう一歩のところを起こした状態で追加照射します。

 

 

術前術後の写真を並べました。向かって左が術前です。このブログをこの写真から見た方は賢い方です。

正面像の後写真は口角が少し上がっている表情ではありますが、それをさっ引いてもフェイスラインに明らかな引き締め効果を認めています。顔が一回り小さくなりましたね。

欲を言えば、最初の3回を集中的に行った後も半年おきに1回定期的に照射を行えばかなりたるみをキープできるのではないでしょうか。

何かを刺すこともありませんから当然内出血もありません。

たるみの治療で何を行うか迷ったらウルトラセルQプラスは安心の選択肢でとてもおすすめです。僕の好きな治療の一つです。

さて、本当はこの超音波機械のからくりについてもっと述べたかったのですが、すでに40代中年得意の長文になってしまったのでまたいつか述べたいと思います。

 

 

このブログ記事の最初の写真ですが、銀座院のあるビルの3階から下に向かう階段の写真です。

ある日の帰りに都会の蝉が一匹落ちていてふと目に留まりました(写真をよく見ると見えるかも。上から四歩目の階段です。)。

夏の終わりが近いことを感じます。

一般に蝉は地中に6年、地上に数週間いるようです。

地上の蝉のように人間の活動時間は短くもはかないのかもしれませんね。

一日一生と考え日々を大事に生きたいものです。

階段は下りに使うだけでなく上りにも使い、我が人生を少しでも伸ばしたいと思います。

終わり。