今回は肌の色を規定する遺伝子の話をします。
色白を規定する因子は、皮膚が白くなる病気の因子と共通しているという話です。
健常な日本人の皮膚色の違いにも、白皮症やその他遺伝性色素異常症の原因遺伝子が関与しているという研究報告がなされているのです。
健康で色白な肌に憧れる方は多いですが、元々色白な方は、病気の色白と共通した部分がときにあるのです。
以下に詳しく説明致します。
当院は珍しく皮膚科と形成外科が両方あるクリニックです。両方の医者がいます。
どちらも国が認めている基本診療科の一つですが、皆さんはこの両者の科の違いをご存じでしょうか?
皮膚科のイメージは、主に「なんとなく水虫、にきび、虫刺され・・・」
形成外科のイメージは、「なんとなく美容外科、なんとなく整形外科と名前が似ている・・・」
という感じではないでしょうか。
その違いですが、
先日パシフィコ横浜で行われました日本皮膚科学会東京支部学術大会に参加しました。
日本皮膚科学会という学会に入会すると、この学会が主催する3つの規模の学術大会に参加できるのですが、今回はその真ん中の規模の学術大会になります。
3つの規模とは、県別地方会、関東地区の会、全国大会(総会)です。
今回の学会は高校野球の関東大会みたいなものです。
学会では自薦・他薦の発表者にならなれば他のDrの発表を聞くだけです。
今回の学会では下記のことを学びました。
世間ではタバコの害が叫ばれています。
ほとんどの方が異論はないと思います。
おそらく今現在タバコを吸っている方もそう思っているのではないでしょうか。
禁煙外来とは、主に内服薬や貼り薬でタバコをやめる治療を行っている外来です。
現在、居酒屋なども含めた禁煙場所の拡大が、政治では議論になっているようです。
タバコは内科、外科、脳神経外科等様々な病気の悪化因子となりますが、皮膚科でも当然よいことはありません。
女性陣にとっては、産婦人科系の病気のリスクも上がります。
例えば以下の病気が挙げられます。
さて、今回は当院の人気施術であるPRP注入について述べたいと思います。
しわ、凹み、くまをナチュラルに違和感なく改善していく当院人気の治療です。
PPAPではありません。
PRPとは、平たく言いますと、自分の血を自分のしわに直接注射する治療です。言いかえますと、「ごく少量の自分の血の引越し」です。
成績が怠慢なクラスに、周りによい刺激を与える優等生(もしくはイケメンor美人)が転校生としてやってくるようなものです。クラスの皆が「はっ」として真面目になるのです。