にきびで悩んでおられる方は、赤み、しみ等も一緒にもってらっしゃる方が多いです。
今回はそれを塗り薬で治療する方法をお話し致します。
強い治療をのぞまない方にはとてもおすすめです。
美容皮膚科の領域では、現状一つの悩みに一つの施術というケースが多く、通院・料金的にも好きな施術を選べない方がいらっしゃいます。
そのような方に当院ではアゼライン酸の外用薬を紹介することが多いです。
美白目的のみで使っていただいても大丈夫です。
アゼライン酸は、穀類や酵母に含まれている天然物由来の酸で、海外でニキビ治療薬として昔から使われていました。
当初はメラニンの生成を抑える効果から美肌目的の治療薬として開発されていました。
ニキビに対する効果は、古い角質が毛穴にふたをするのを抑える他、ニキビ菌への抗菌活性、抗アンドロゲン作用もあります。
欧米のニキビ治療ガイドラインではできかけにきびの面皰治療において、ビタミンA類の医薬品についで推奨されています。
ビタミンA類より刺激が少ないのが利点です。
赤みの代表疾患である酒さにおいては、データが少なく、現在ガイドライン上、C2という決して上位の推奨度ではないのですが、赤みが多い方が試してみる一つの選択肢としてはおすすめできます。
今年6月初旬に日本皮膚科学会総会が京都であり、その最新の発表を聞いていたのですが、酒さの治療法は、論文データがまとめられ、徐々に整理されているようです。
アゼライン酸にご興味おもちの方は、東京皮膚科形成外科、イーストワン皮膚科形成外科でお気軽にご相談ください。
ちなみに、料金は約1か月分15gで1800円(税抜き)になります。
また、治療前後の写真をHPなどネット掲載や学術発表等の使用でご協力いただけます方は、2~4割引の料金で施術させていただきます。ご希望の方は私奥野かスタッフに遠慮なくお声がけくださいませ。