mounjaro(マンジャロ)
■GLP-1とは
GLP-1はもともと体内にあるホルモンの一種で、主にインスリン分泌を促す働きをします。分泌量が多いと痩せやすく、少ないと太りやすい傾向にあると言われています。GLP-1受容体作動薬は痩せにくい人の減量をサポートします。肥満の方は、食後にGLP-1ホルモンの分泌が少ないことが知られており、肥満の人は痩せにくく、痩せている人は痩せたままをキープしやすいと言えます。
従来のGLP-1受動体作動薬に、GIPを加えたものが"マンジャロ"です。
マンジャロはGIP/GLP-1受容体作動薬であり、GLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用します。2つの受容体に同時に作用するため、GLP-1受容体作動薬より効果的に血糖値の管理を行い、血糖値の改善・食欲抑制による体重減量が期待できる抗肥満薬です。
マンジャロは週に1回の皮下注射として、太ももやお腹などに自分で注射します。通常、2.5mgから開始し、4週間以上投与した後、5mgに増量します。5mgを4週間以上投与しても効果不十分の場合、7.5mgに増量可能です。
■マンジャロダイエットを受けることができない方
•妊娠中または授乳中の方
•未成年(18歳未満)の方
•重度の胃腸障害がある方
•中等度以上の肝機能障害や腎機能障害がある方
•うつ病など精神疾患を患っている方
•癌の既往歴、または癌の可能性が強く疑われている方
•膵炎などの膵臓の病気・甲状腺疾患のある方
マンジャロの副作用の中で一番多いのは消化器症状です。下痢や吐き気などが起きることがあります。軽度であれば、自然に軽減していくことが多いですが、強い症状の際はご相談ください。マンジャロは糖尿病の治療薬なので、頻度は少ないですが低血糖を起こすことがあります。また肝機能障害や膵炎などを生じることがあり、定期的に血液検査を行っています。
料金については、クリニックにお問い合わせください。※料金は全て税込みです。