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東京皮膚科・形成外科 形成外科専門医 松宮詩依

タマコブログ

コロナ対策〜世界の情報から2

 

こんにちは!

コロナによる自粛モードが長引いてきて、精神的に疲れが出てくる時期かもしれませんが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今日は世界最大の機能性医学の研究機関である

Institute for functional medicineの情報をシェアしたいと思います。

サイトはこちら↓

https://info.ifm.org/covid-19?utm_campaign=Newsletter&utm_medium=email&_hsenc=p2ANqtz-8ontQUdyAvyPK09xAdLl-2UAbRaOijSoUL_t53s6EhqyWr_3zqD71rXcHthYyntldTsDMYKkNKH7TDKGywbm-_ZE–HQ&_hsmi=86650513&utm_source=hs_email&utm_content=86650513&hsCtaTracking=3c688a3a-ab37-4a5f-8421-475017e1a911%7Cc3bbb5b5-2c11-426f-8086-c2b2dd8fac4d

機能性医学とはなるべく薬に頼ることなく栄養などの生活習慣によって自身の機能を高めて健康増進する、という考え方に基づいた予防医学です。日本では斎藤糧三先生が先駆者として活動されています。

https://ifmj.jp/

会員に普段の生活に役立つ情報が届くので、皆さんとシェアしていきたいと思います。

まずは、基本的なことですが改めて免疫力アップのために…

注:日本では手に入らないものもあります。

この先の見えない世界的なパンデミックの中、新型コロナウイルスの拡散を防ぐため、IFMからの信頼できる情報をシェアしたいと思います。最新情報からアップデートしていきます。


免疫力強化:コロナアウトブレイク期間中の感染予防と免疫機能を最適に保つための機能性医学からのヒント

1.行為:

手洗い・手の消毒

口や鼻をカバーする

洗ってない手で顔を触らない

ドアノブや電話、パソコンなどの表面を清潔に保つ

2.ライフスタイル

ストレスを減らす:慢性的なストレスは免疫機能低下に繋がります。自分が何にストレスを感じているのか自覚して定期的に解消する方法を見つけましょう。

3.睡眠:睡眠は免疫機能に大きな影響を与えます。部屋を少し涼しくし真っ暗にし良質な睡眠環境を整えましょう。

(前回のブログでも書きましたが、メラトニンホルモンを十分に出すことが大切ですね!)

4.運動:適度の定期的な身体活動は感染予防のために働いてくれる白血球と抗体のレベルを上げ、血液循環を改善し、ストレスホルモンを軽減すつことによって免疫機能をブーストしてくれます。日々の運動パターンを立てましょう。呼吸器感染予防だけでなく、認知機能改善や身体能力向上に役立ちます。

(私は短時間でも、疲れていても毎日必ずメニューを決めて運動をしています♫)

5.栄養のある食生活:リサーチによると色の濃い野菜やフルーツはほとんどのサプリメントよりも免疫機能の改善に役立つことが報告されています。十分な野菜果物を摂りましょう。可能であれば10種類を目指しましょう。発酵野菜やプロバイオティックを含む食物を含めましょう。

6.免疫改善のための自然療法

ほとんどの薬物療法はウイルス感染の症状を治療するためのものであって、免疫機能をあげて感染と戦うものではありません。コロナウイルスに特異的に効果的なものは決定されていませんが、以下の栄養素は免疫機能向上および病気になった時に有効とされている栄養素です。

7.セルフケア:上気道感染に対抗するための第一優先は十分な水分補給と休息です。水分をたっぷり摂りましょう。手作りのベジブロスやボーンブロスはとても有益です。ハーブティや温かい飲み物も良いでしょう。特にペパーミント、ジンジャー、ユーカる、カモミールのハーブティにレモン、蜂蜜、シナモンなどを入れると良いでしょう。

8.喉のケア:塩水でうがいをすると、喉の粘膜を緩めてバクテリアの咽頭感染を予防になります。温かい紅茶や○は軽い痛みや粘膜の炎症を和らげ、喉のイガイガを抑えます。カモミールとペパーミントティ、マシュマロの根やリコリスの根からの抽出液も咽頭の鎮痛作用があります。

9.気道鬱血と副鼻腔:気道鬱血のためには加湿器やバポライザーを使用したり、蒸気のあるお風呂やシャワーでユーカリ、メンソール、ペパーミントや仏郎機センスなどのエッセンシャルオイルを混ぜると良いでしょう。ネティポットや鼻腔洗浄ボトル?を使った鼻腔内キシリトールスプレーはとても有益です。

10.免疫をサポートするサプリメント、栄養素と食物

免疫機能を改善し病気の期間の症状軽減のために有用は栄養素、植物由来、サプリメントがあります。上気道の感染の予防および治療に以下を摂り入れると良いでしょう。

*ビタミンC

ビタミンCは細菌やウイルスによる感染の予防に有用です。定期的に内服することで風邪症状の期間短縮することが知られており、高濃度のビタミンCは天然の抗ヒスタミン作用および抗炎症作用として働きます。

*ビタミンD

”日光ビタミン”として知られており、免疫機能をサポートするための最も重要かつパワフルな栄養素の代表と言えます。多数の研究で風邪やインフルエンザの感染リスクを軽減させることがわかっています。残念ながら、ほとんどの人はビタミンD不足ですので、日常的にサプリメントを摂取することで(ビタミンD3の形で)ビタミンDの恩恵を受けることができます。D3は青魚や鮭に含まれます。

*ビタミンA

短期間の使用、特に比較的ビタミンA不足がある人にとってはサプリメントの使用はウイルス感染、特に上気道感染と戦うための体の機能を高めるのに有益です。

*亜鉛

亜鉛は免疫系の発動に極めて重要な役割をしています。亜鉛は感染リスクを軽減させるだけでなく、発症の24時間以内に内服することで風邪の症状軽減および期間短縮に寄与します。

*セレン

セレンは免疫機能の鍵となる栄養素で、抗酸化物質として細菌、ウイルス、がん細胞から体を防御する作用もあります。セレンは特にある種のインフルエンザウイルスからの防御機能が知られています。セレンは食品から容易に摂ることができます。ブラジルナッツなどに豊富に含まれています。

*蜂蜜

特に生のハチミツは良い鎮静薬であり、抗酸化機能およびある種の細菌に対して抗菌作用を持っています。ハチミツはお湯に入れて摂ることで咳や咽頭痛を和らげる作用があります。

*ガーリック

ガーリックは免疫機能に影響を及ぼす様々な成分が含まれています。いくつかの研究では、生でも抽出物やサプリメントでもウイルスの上気道感染の重症度を和らげ、風邪の原因となるウイルス感染の予防になることが報告されています。

*プロバイオティックス

プロバイオティックスは”善玉菌”を含み、腸の健康をサポートするだけでなく、免疫機能が正常に働くよう影響を与えます。プロバイオティックスが特に子供の多数の呼吸器感染を減少させたという報告があります。

注:この記事は免疫機能を高める可能性があるものについて述べたものであり、新型コロナウイルス感染症状に効果的と証明されたものでも、推奨しているものでもありません。

内服量などはかかりつけ医と相談して決めてください。

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