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イーストワン皮膚科・形成外科 奥野公成 超皮膚科学

しわ・凹み・くまに長く効く治療 それはPRP注入 (品川・銀座院)

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さて、今回は当院の人気施術であるPRP注入について述べたいと思います。

しわ、凹み、くまをナチュラルに違和感なく改善していく当院人気の治療です。

PPAPではありません。

PRPとは、平たく言いますと、自分の血を自分のしわに直接注射する治療です。言いかえますと、「ごく少量の自分の血の引越し」です。

成績が怠慢なクラスに、周りによい刺激を与える優等生(もしくはイケメンor美人)が転校生としてやってくるようなものです。クラスの皆が「はっ」として真面目になるのです。

PRPは、自分の採血した血液から血小板という出血を止める役割の血球のみを濃縮して取り出したもので、その血小板に含まれる特定物質(サイトカインと言います)の力で細胞や組織の活性化を起こす治療です。

採血した血液は、液体成分の血漿(けっしょう)と細胞成分の血球(けっきゅう)に分かれますが、血小板はこの血球の一種類になります。

PRPは、「Platlet-rich plasma」の略で、日本語では「多血小板血漿」と訳します。血小板がリッチな血漿です。約60年ほど前からこの言葉・概念はあります。

前述しましたように、血管から血液が漏れますと、出血を止めるために出血している穴にこの血小板がつきます。左官の方が、壁にコンクリートを塗るイメージです。

この「出血止め屋」である血小板の中には、α顆粒という粒があるのですが、この中に皮膚の線維を増やすものを含め種々の増殖因子が入っています。

この増殖因子は、血小板が出血を止めた後、穴傷のさらなる修復に本来は放出されるもので、増殖因子は、言わば穴傷の修復のために色々な「職人」を呼んでくるのが主な役目です。

ですから、注入した優等生(PRP:多血小板血漿)だけでなく、今までその学校にいたそれ以外の生徒(しわの下の皮膚・血管・組織)も活性化し頑張るわけです。

取り出したものを再利用する、古くなったものを新しくするという二つの意味で再生の医療なのです。

これによって皮膚の線維、毛細血管、コラーゲン、ヒアルロン酸などが増えます。

 

美容治療ではそれを利用しています。

つまり、傷ができたと皮膚に勘違いさせ、皮膚や血管を作らせるのです。油田を探している砂漠の街のマンション建設ラッシュみたいな状況です。

だからPRPを注入した部位は「ふっくらする」のであり、しわや凹み、皮膚の薄い部分のくまが改善するのです。

PRP注入時に実際針で皮膚に注射し、傷をつけるというその行為も効果を増す上で意味をもっています。

 

PRPは、歯科(インプラント挿入時の歯槽骨骨再生など)、整形外科(テニス肘、アキレス腱炎など)、皮膚科、形成外科、美容医療領域等で幅広く用いられています。

皮膚科、形成外科領域での使い方は、治りにくい皮膚の大きな傷を治すために使うことが多いです。増殖因子の直球な使い方ですね。

PRPの有効性は、調整された血小板中の増殖因子の含有量によって決定されます。

我々は、通常の血液の血小板濃度の7~9倍の濃度の血小板(PRP)を作り出します。

 

話はそれますが、先日の健康診断で私の血小板数は16.1万/μlでした。健康診断の結果が帰ってくるときはなぜか緊張します(自信はあるのですが)。受験生時代の甘酸っぱい気持ちを少しだけ思い出しました。

PRPは最低100万/μl以上の血小板濃度を必要としますが、僕の血と当院のキットでPRPを作ると、最低でも16.1×7=112.7万/μlの濃度でPRPができます。

 

美容医療での具体的な方法ですが、健康診断のときと同じ量程度の少量採血をし、その血を特殊な機械(遠心分離機)で2回ぶんぶん回して、重さで層状に分け、血小板の濃い部分だけを取り出します。

下記写真中央の青いふたの機械がPRPを他の血液成分から分ける遠心分離機で、向かって右が血小板濃度を測る機械です。

遠心分離機で血を回すと、血は赤血球の層と血漿(液体成分)の層とその真ん中の白い層の3つに分かれているところがよく見えます。

その真ん中の層に血小板(多量)・白血球・血漿が含まれていて、Buffy coat(淡黄褐色の層)と呼ばれ、治療に用いられる層になります。

下記の写真は1枚目が採血した血を遠心分離機内部に乗せたところ、2枚目が遠心分離後、3枚目が容器下部の白い部分を回してBuffy coatを容器中央に移動させたところ(PRPが容器細いところに来て見やすくなり採取しやすくなります)、4名目がBuffy coat(PRPが入っている部分)を他の注射器で抽出しているところ、5枚目が患者さんに使用する注射器にPRPを移し替えたところです。

15ml採血するとおよそ1.5mlのPRPがとれます。献血の採血が200や400mlであることを考えると、PRP作成は健診時程度の採血なのでたいした量の採血ではありません。

また、我々のものは作成者によってPRPの差が出にくく、雑菌が入りにくいキットなので安全性が高いことも特長です。

 

できたPRPを注射器に小分けして、皮膚の気になる凹みに少量ずつちょこちょこ注射するだけです。注射そのものは10分くらいです。

貼り麻酔は全ての方に行いますので、痛みはかなり軽減されます。

採血から注射までトータルで1時間くらいを必要とします。

注射時は、わずかな腫れ、ときに内出血がごく少量出る程度です。

料金ですが、目周りだけですと10万円、目周りと口周り両方ですと15万円でお受けすることができます。

 

効果は通常注入2週間目以降から3ヶ月目にわたって徐々に現れ、1年~1年半ほどはもちます。もちろん個人差はあります。

よい適応としましては、小じわ、目の下のくぼみ、くま、法令線、頬のくぼみ、薄毛などが挙げられます。

目周りにうつ方が最も多いです。ちなみに顔だけでなく首にもうてます。

下記に法令線の症例写真を示します。

PRPはよくヒアルロン酸と比較されます。

ボトックスのように動いたときに際立つしわが主なターゲットではなく、PRPとヒアルロン酸はどちらも静的なしわに用いることが多いので。

即効性を希望される方にはヒアルロン酸の注入をおすすめしますが、こちらは通常6ヶ月しかもちません。

PRPのデメリットは、即効性がないことと、ふくらみの度合が体質による(個人差)ということです。

しかし逆に言えば、何かをしたということが周りの人にばれたくない人にとっては、ゆっくりとふっくらさせていくPRPは相性抜群なのだと思います。ゆっくりなので仕上がりも自然になります。

行う方は、注入前に是非自分の写真を撮っておいてください。

また、PRP自体自分の血なので、アレルギーや輸血時のような感染の心配もありません。

 

現在PRP療法は、2014年より厚生労働省から再生医療の一つとして選ばれ、限られた医療機関でしか行っていない医療になっております。しかし我々のグループでは現在まで多くの経験を積んでおります。

PRP療法に興味をお持ちの方は、銀座の東京皮膚科形成外科(03-3545-8000)、品川のイーストワン皮膚科形成外科(03-5479-3388)までお気軽にお問い合わせください。質問だけでも結構です。

また、治療前後の写真をHPなどネット掲載や学術発表等の使用でご協力いただけます方は、2~4割引の料金で施術させていただきます。ご希望の方は遠慮なく私奥野かスタッフにお声がけくださいませ。

 

PRP is composed of many platelets and a little plasma.

If PRP is properly prepared and adequate injection techniques are used, it is a safe and effective therapy against various wrinkles.

 

品川のイーストワンタワーが冬バージョンに模様替となりました。綺麗ですね。