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にきび(痕)・毛穴・小じわ・くすみの新治療機 プラズマ照射とは何か? (品川院・銀座院)

今回が今年最後のブログとなります。

さようなら2016年、なんとなく寂しいですね。

 

さて、気持ちを切り替え、前を向いて元気を出していきましょう!

 

皆さんはプラズマ(plasma)という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

 

プラズマという言葉は、医学では主に「血漿(血液から血球成分を除いた液体成分)」という意味で使われることが多いのですが、今回お話しするプラズマは、「電離気体(原子核と電子が分離したガス状態)」という意味のプラズマです。

当銀座院へ今年の秋に入ったネオジェンNeoGenPSRという機械があるのですが、これがプラズマを照射する機械になります。

この機械はもっている施設が少なく、皆さんのほとんどが経験されたことがないのではないでしょうか。

世の中にはレーザー、光治療(IPL)、高周波、超音波、LEDなど色々な治療媒体がありますが、このプラズマはそれらとは全く違う治療媒体になります。

ではプラズマとは何なのでしょうか。

プラズマとは、電離した気体です。例えば水蒸気を数千から数万度以上に熱するとこの状態になります。

NeoGenPSRは、水ではなく窒素でプラズマを作っています。

物質は通常 固体→液体→気体→プラズマ

という流れになり、言わばプラズマは物質の第4の状態です。高エネルギーをもった状態です。

プラズマテレビや蛍光灯はこのようなプラズマを人工的に作りだし利用しており、オーロラや雷などは自然界にあるプラズマです。

物質がプラズマ状態になると、陽イオンと電子が自由に動けるようになり、他の物体に吸着・結合します。

メラニンに捕捉されないため、より効率的に肌の奥にエネルギーを届けることができます。

これにより有害物質の変性・除去が可能となります。

ですから、奥にあるにきび菌にも殺菌作用があり、にきびに効くわけです。

また、プラズマは複数の酸と一酸化窒素の生成によって角質層を抗菌し再生させるとも言われています。

皮膚の化学物質を調整し、傷治療に長い効果をもたらし、I型コラーゲンを産生させます。線維芽細胞増殖因子、血管内皮増殖因子を活性化させます。

 

NeoGenPSRは、窒素ガスを高周波でプラズマ状態にし、プラズマによる生体反応や、熱による効果を利用しています。皮膚表面を入れ替え、皮膚深部にある真皮のコラーゲン線維産生を促します。

ちなみに、当院のNeoGenPSRは、以前世の中にあったNeoGenSPAという機械の新型に当たります。

一番の違いは、新型はlow energyとhigh energyの2種類の取り替えノズルがあるため、highを用いて旧型より強いエネルギーで照射することができ、にきび痕や傷あと、脂性肌の解消にも効果を発揮することです。

下記の写真が照射ノズルです。

 

窒素プラズマ機器「NeoGenPSR」の主な適応は以下になります。

1)にきび・にきび痕

2)小じわ(まぶたの小じわも可能です)

3)毛穴の開き(たるみ・黒ずみによる)

4)全体的な美白(薄い肝斑含む)

個人的には上に書いてあるほどよい適応と考えています。つまり、にきびやにきび痕治療の方がメインの機器と思っています。

1)、2)、3)については、プラズマによるアクネ桿菌の殺菌、線維芽細胞増殖因子の増加、熱によるコラーゲン線維・エラスチン線維の増加によるものです。

4)については、プラズマによる表皮のターンオーバー促進によるものです。

 

下記にニキビ痕・毛穴の症例写真(2人)を示します。

 

治療は、1ヶ月おきに3回を基本としています。美白・きめよりも毛穴・小じわは回数が必要とされます。

なお、3回終了後の決まりはありませんが、3ヶ月おきにメンテナンス照射をすることをおすすめしています。その方が維持できますからね。

また、一回の照射時間は全顔で約25分、料金は約3万円になります。

 

プラズマ照射治療のメリット・デメリットをまとめますと下記になります。

メリット

(1)術後に腫れや傷ができない。

(2)美白促進の点では、今までの治療(IPL、レーザーなど)と違い、黒や茶色に反応するわけではないので、そこそこ日焼けや色素沈着をした方でも照射をすることができる。色に反応しないので熱傷リスクがほぼなく、顔全体アトピー色素沈着の方や元々地黒の方のニキビ治療にも使える。アトピーの方の首の色素沈着もよい適応である。

(3)照射時は、通常の照射なら塗り麻酔や注射麻酔がいらない程度の軽い痛みである。

(4)照射後に何か塗ったり貼ったりする必要がない。

(5)美白については、今までの治療と趣向が違うので、レーザーやIPLなど、今までの治療で効果がなかった方も試す価値がある。

デメリット

(1)照射後数日~1週間、皮膚が点々と茶色になる。 薄く細かいカサブタができるためだが、レーザー後のカサブタとは違いほぼ色素沈着状なので、メイクで簡単に隠せる。

(2)強い治療ではないので、一度で劇的な変化はなく何度か回数を必要とする。

(3)深いにきび痕の方を照射するときは、塗り麻酔を必要とする。

 

NeoGenPSRを用いたプラズマ照射治療は赤み、腫れ、色素沈着などダウンタイムが非常に少ない、アンチエイジングの新しいツールとして有用です。

ご興味をお持ちの方は、銀座の東京皮膚科形成外科(08-3545-8000)までお気軽にお電話ください。質問だけでも結構です。

また、治療前後の写真をHPなどネット掲載や学術発表等の使用でご協力いただけます方は、2~4割引の料金で施術させていただきます。ご希望の方は私奥野かスタッフに遠慮なくお声がけくださいませ。

NeoGen PSR converts nitrogen gas into plasma energy, the fourth state of matter.

It improves pimples, acne scars, skin tone, texture, fine lines and pigmentation.