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日本アンチエジング外科学会

日本アンチエジング外科学会

· 美容外科・美容皮膚科 / Cosmetics · No Comments · Eri Iritani

9/25,26は日本アンチエジング外科学会(JAAS)のセミナーと

ライブサージャリーがクリニックで行われました。

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1日目は銀座院の森川先生による切開式眼瞼下垂手術と目頭切開に

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池田先生の行う経結膜式眼瞼手術の様子です。

目頭切開の手術法は星の数ほど!?あり

古くから行われ多くの先生たちがさまざまな手法を編み出しているのですが、基本的にZ形成を主体とした皮弁形成の方法が一番解剖学的に自然ですし無駄な張力もかからずシンプルかつ美しいと思います。
特に池田先生・森川先生のZ形成のデザインは目頭の位置を内側からやや上方へ移動させる効果があるので目元の雰囲気が丸みを帯びた魅力的な印象になるのが特徴です。

目頭切開をするだけでいままで突っ張っていた皮膚が解除され開瞼が大きくなる方もいらっしゃるくらいです!

見学の先生方も狭い術野なのに真剣に息を止めるほどの緊張感で見学されていらっしゃって、、、その熱気で手術室は湯気が立ち上るほどでした!

このあと、あきこクリニックの田中亜希子先生によるヒアルロン酸CLEVIELによるフィラー、池田先生によるベビーコラーゲン注入など見ごたえのあるセッションばかりでした。

2日目はアクアフィリングを使った豊胸術のライブサージャリーです。

聖心美容外科クリニックの木塚先生による手術でカニューレの挿入から

乳腺下の組織の剥離、注入まで流れるようにスムーズに行われてゆきました。

注入剤を使った施術は適切な部位に適切な素材の注入物を適切な量、

入れることでほぼ仕上がりが決まるのでこの最適な手法を編み出すのは

症例数、または経験でしかないのかな、と思っております。

木塚先生は右腕となる看護師さんも連れていらっしゃり、

極力普段の手術と同じ様な環境になるように準備されていらっしゃいました。

使用する薬剤・麻酔・器具といった注入前の準備の時点で、

いかに効率よく手際よく行えるかを聖心美容外科クリニックの中で

術者と介助の看護師さんサイドで練り上げたやり方があるのです!

スムーズで安全な手術は術前の準備から始まっているのだ・・・と

強く感じました。

間近で見学できて非常に有意義な一日でした!!

そんな濃厚な2日間も終わり、、、明日から通常営業です。
奥野先生とも盛り上がっていたのですが、なぜか9月に入ってから

めちゃくちゃ保険の皮膚科の患者さんが多い!!!

毎日殺到しております。

皮膚科、といえば大抵 夏が最盛期なのです!白癬やレジャー後の接触性皮膚炎や汗疱、熱傷の患者さんがあふれかえるのですが・・・

8月は意外と静かでオフィス街だからお盆休みなどのせいかねえ~と話していたのですが・・・

なぜか9月になってからのほうが混雑しております!

オフィス街の超中心部ですと患者さんの層が変化するのでしょうか!?

勤務するエリアで患者さんが変化するのは形成外科も同じなのですが

面白いですよね。

ちなみに私が以前勤務していたことがある愛知県三河地方の病院では

夏になると漁師さんがエイに刺されて来院するケースが多いのです!

エイの毒はたんぱく質なので温めると疼痛が軽減するのです。

漁師さん達は経験的にそのことをよく知っていて、

「エイに刺されたら お湯に足を漬けりん!(漬けろ、という意味の三河弁)」と言われて育つのだそうです。

さて 明日からまたよろしくお願いいたします。