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ベビーコラーゲン(Ⅲ型コラーゲン製剤)の可能性

ベビーコラーゲン(Ⅲ型コラーゲン製剤)の可能性

· 症例 · No Comments · Eri Iritani

総院長の池田先生は新しい手術や器具の開発にも心血を注がれていらっしゃる偉人ですが、

世界中の学会に出席、招聘され 常に健康と美を永遠に保てる方法を探していらっしゃる

この道のマニアです。

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不老不死を実現させるのはきっと池田先生ではないかと信じております。

さて お肌を赤ちゃんのように若返らせる・・・そんな方法あったら

誰でも教えてほしいですよね!?

実は赤ちゃんの肌と大人の肌にはいろいろ違いがあるのですが、
皮膚の真皮成分であるコラーゲンの形質がまず異なります。

赤ちゃん、特に胎児期にはⅢ型コラーゲンが真皮層に豊富に存在しているのに対し、

成長とともに減少してゆき、Ⅰ型コラーゲンが主な組成になります。

胎児期の傷は治りが良いことが有名ですが、その一因としてⅢ型コラーゲンの多さに

秘密があるのではないか!?と言われています。

日本でもコラーゲン製剤は古くから使用されてきましたが、ブタやウシ由来の製剤であり

常にアレルギー反応を気にしなければなりませんでした。

(皮内テストは必須でしたし、それをクリアしても常にアレルギーを起こすリスクを念頭にいれて

施術しなければなりません)

過去にはヒト由来のコラーゲン製剤も存在しておりましたが、Ⅰ型コラーゲンが主体でした。

現在、Ⅲ型コラーゲンを多く含有するものはベビーコラーゲンが唯一です!

(ベビーコラーゲンではⅠ型とⅢ型が50:50の割合で配合されております)

当院では、池田先生が輸入当初からその効能に興味を惹かれ、積極的に使用してきました。

現在、日本でも屈指のベビーコラーゲン注入件数を誇っており、

日本のみならず海外からも多くの患者様にお越しいただいております。

また、池田先生・白石先生による学会での講演数も数多く、

日本一!・・・と胸を張って言えるのではないでしょうか??

そんなベビーコラーゲンの症例です。

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40代 男性。

右目の下に格子状に刻まれたしわがあります。

こちらにベビーコラーゲンを注射しました。

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シワに沿って 細かく、エンジェニードルで注入してゆきます。

施術直後は一部赤み・凹凸がありますが、数時間~数日で消失します。

コラーゲン製剤のこの独特の肌なじみの良さは、患者さんだけでなく医師の間でも

病みつきになります!!

ヒアルロン酸では凹凸、デコボコしやすい皮膚の薄い部位にも攻められるのです。

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注入後1ヶ月です。

このように良い状態を維持しております。

肌の拡大像を観察すると面白いことが発見できました。

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こちらは先ほどの患者様のベビーコラーゲン注入前の皮膚の拡大像です。

斜走する皺が目立ちますね。

年齢的にも一般的な肌状態かな?と思いました・・・が・・・

注入後2ヶ月目。

図2

斜走する皺ではなく、網目状に走行する皮膚紋理がはっきりしてきましたね。

左下には目印にしていた脂漏性角化症(茶色のイボ)があります。

ちょっとこちらの患者様はもともと汗管腫のような隆起性腫瘤が多い肌質の方でしたので、

逆にそれが目立ってきたようにも思えます。

さて 6ヶ月後では・・・

図3

なんだか皮膚紋理、皮丘が明瞭になってきて、個人的な意見としては・・・

皮膚の血色も良くなったように思えます。

(目印にしていた脂漏性角化症は取れてしまったので

計測していた基準で同一部位であることを確認しました。)

ベビーコラーゲンを注入した方が口を揃えておっしゃるのが

「なんとなく肌質が良くなった気がする」

という この漠然とした なんだかよくわからないけどヒアルロン酸を

注入した時とは違う どことない良さを感じる!という意見です。

肌を拡大して解析してみると 面白い発見がわかりましたね!もしかしたら・・・

これが 俗に言われる「肌のキメが整う」という状態なのでしょうか。

ベビーコラーゲン・・・これはまさに赤ちゃん肌への生まれ変わりをしてくれる

奇跡の注射になるかもしれませんね!?